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自己復元緑化工法

自己復元緑化工法とは、もともとその土地の気候や地味風土に合った植物群落の自然生態自己復元力を支援することで、 土着の従来種による永続緑化を目指す工法です。

自己復元緑化工法の特長

自己復元緑化工法の特長は以下の通りです。

種子を他から持ち込まない
施工地の表土に埋土している種子を有効活用し、施工地又は施工地周辺以外で採取した種子は一切使用しません。
菌等の微生物を他から持ち込まない
施工地の表土に生息する固有の土壌菌等の微生物を特殊な方法で培養させ、自己緑化復元の基盤材として利用します。
客土を他から持ち込まない
生育基盤に使用する客土は現地発生材を使用します。
浸食されない生育基盤の造成
吹付時に団粒剤を混合し客土材を団粒化させることにより、雨水・融雪水等に浸食されない団粒構造の生育基盤を造成します。
早期自己復元
安定した団粒構造の生育基盤は施工地周辺からの郷土種の落下種子を受け止め、生態復元を容易にさせます。

自己復元緑化工法の施行概要

自己復元緑化工法の施行概要は以下の通りです。

前準備
  • 現地表土、現地発生土は採取した後ふるいを通し、土に混入している石、根、その他の混雑物を除去する。
  • ふるいを通した現地表土、現地発生土は大型バックに詰め保管する。
吹付施工
  • 基材吹付機(二層式)の大型タンク内に(1)ふるい土(2)殺菌堆肥(3)接合材(4)水を投入し、攪拌する。 もう一方の小型タンク内に(1)団粒剤(2)水を投入する。
  • 大型タンク内から圧縮空気により送り出される生育基盤材料と、もう一方の小型タンクから送り出される団粒剤が、吹付ノズル内で混合し、団粒構造の生育基盤が造成される。
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