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建設発生土改良事業

上下水道、ガス配管、電気・通信ケーブルなどの地中埋設管工事で発生する掘削土を改良して埋め戻し材、道路盛土、土木構造物裏込土としてリサイクルします。

 地中埋設管工事で発生した膨大な量の掘削土は、通常そのまま埋め戻しには使われず、残土として土砂処分場に投棄されており、 埋め戻しには新たに採取した山砂が使用されています。
しかし、最近では特に大都市周辺において処分場用地が不足してきており、それにともなって処分価格が上昇しています。 これが不法投棄を招く一方、埋め戻し用の山砂の採取地も次第に遠隔地化しており、これにともなって品質の低下、 価格の上昇、輸送に伴う交通公害、さらには大量採取による環境破壊等、深刻な社会問題となっています。

 これらの問題を解決するために開発されたのが、発生する残土を再利用して、高品質の埋め戻し材として甦らせ、 残土処分量を減量化するシステムです。すなわち、掘削された残土を改良土製造工場に持込み、 改良材を用いて強度や扱い性を向上させた土を再び発生場所に運び、埋め戻します。

その概要を以下に示します。

改良土を使用するメリットは?

改良土とは建設工事で発生した建設発生土に水分調整、粒度分別、生石灰添加などを施した土のことです。

改良土を使用するメリットは以下の通りです。

1)残土処分量の低減〜二次的効果として
残土処分費が少なくなり、経済的である
残土処分地がある場合は、処分地の延命化がはかれる
不法投棄が無くなる
自然環境保護につながる
2)省資源・省エネルギー
空車で走るケースが少なくなり、経済的である
これにより、地球温暖化防止に寄与する
3)高い対応性
多様な土質に対応できる
改良材の添加量を調整することにより、要求強度が容易に確保できる
4)発生残土の処分方法および数量が明確になる
5)高い作業性
早期強度発現により、施工性や作業効率が向上
ダンプへの積載/荷降ろしが容易
埋設物周囲への回り込みが良好
埋戻し用砂と同様な機会および方法で締固め可能
締固め性能が良く、転圧はきわめて容易
再掘削が容易(砂・砕石等に比べて自立性が高い)
6)高い品質性能
腐食性・毒性が無い
一軸圧縮強度や締固め密度の特性が向上する
品質管理が容易(残土の種類・性状が変化しても均一な製品が確保できる)
長期にわたり強度が安定する
アルカリ性を示すため、雑草が生えにくい
7)高い保管性能
ストックの際に雨にぬれても水抜けが良く、強度低下が無い
養生期間が長くなると品質(トラフィカビリティ、強度等)は良くなる傾向がある
8)液状化対策に有効
液状化問題の対策として有効であることが知られています。
詳しくはこちらをご覧ください
9)凍上対策としても有効
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建設発生土の改良技術

建設発生土の改良技術には、石灰法とポリマー法があります。

石灰法(改良土センター)

発生土に生石灰を加えることにより下記の反応がおこり、土質が改良されます。

1)消化給水反応
生石灰の水和反応により、土中の含水量を低下させます。
2)イオン交換反応
カルシウムイオンと土との間のイオン交換反応により、土粒子が電気的に凝集し、扱い性が向上します。
3)ポゾラン反応
カルシウムイオンを吸収した土粒子(粘土鉱物)が、更に石灰と反応して結晶鉱物を生成し硬化する反応で、土の強度が向上します。
4)炭酸化反応
石灰が土中の炭酸や炭酸ガスと反応することにより、固結化の安定性が増します。
ポリマー法(ツブエコソイル)

ポリマーにより自由水を定着し、土粒子の表面をコーティングすることにより、再泥化を防止します。また、石灰を加えることにより石灰法の特性も併せ持ちます。

石灰/ポリマー法による改良土
天然土質改良剤『エコザック』による粒状改良土『ツブエコソイル』

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